心強い工具を手にお客さまから頼られるエンジニアになりたい

サービススタッフ Sさん
長野トヨタ 下諏訪店 サービスエンジニア
2019年入社。茅野市生まれ。
中日本自動車短期大学卒。
休日は動画を見てリラックス。長期休暇は旅行を楽しむ。
入社の動機を教えてください
小学生のころ、親に連れられて行った自動車整備工場で、ガラス越しに見えた男性整備士さんの働く姿にあこがれて整備士を目指しました。私が入学した短期大学の同期は学生200人のうち女性は3人。圧倒的に男性が多く、もちろん力仕事も多い過酷な環境でしたが、幅広い車種を使った自動車整備が学べる充実した2年間でした。
就職はUターンするのか、県外かで悩みましたが、当社の人事担当者の対応がとても丁寧だったことと、この下諏訪店に勤務していた女性エンジニア(現在は退職)にお会いできたことが決め手となりました。 女性整備士さんとお会いしたのは初めてのことでした。実際の現場で働くことに対する不安を打ち明けた時、大きな力がなくてもネジ締めができる便利な工具があることなど、具体的な話が聞けて勇気をもらいました。
仕事のやりがいや面白さはどんなことですか
まだまだ難しい作業はありますが、時間のかかる重整備などがスムーズにできるようになった時は成長を実感し、自信につながります。
当店は整備が終わったクルマは、担当エンジニアがお客さまにお返しし、整備の説明をしているのですが、その時、直接「ありがとう」と言われた時はうれしいですね。
以前には、ガラス越しに整備の様子を見ていたお子さんから、待っている時間に折ったというハートの折り紙をもらい、感激しました。また、同世代の女性のお客さまには、専門用語ではなく、分かりやすい言葉での説明を心がけていて「次回もお願いしたい」と言われることもあり、やりがいを感じます。

仕事の苦労や課題はありますか
工場内は季節がそのまま伝わってくる環境なので、夏は暑く、冬は作業着の中に防寒インナーを重ね着するなど、工夫が必要な環境です。そんな中でも、毎日クルマの整備をしていると、知らなかったことが分かったり、技術的にできることが増えていたりと、エンジニアの面白さを実感しています。
課題をあげるとすれば、クルマが日々進化しているため、どんどん新しい車種が生まれ、技術が進化していること。常に勉強が求められることでしょうか。
職場の雰囲気はどうですか
入社してから半年くらいは、先輩と2人1組で仕事を教わりながら仕事を覚え、半年過ぎからは1人で行ってきました。職場の雰囲気は良く、分からないことはすぐに教えてもらえるので、仕事はしやすいです。また、タイヤ交換の時期など繁忙期を除けば、意外と残業時間が少ないので働きやすいです。
学生時代は、決まった工具しか使えなかったので、強いネジ締めは男性スタッフに代わってもらっていましたが、現在は柄の長いラチェットを使うなど心強い工具を手に心配なくできています。重量でいえばタイヤが一番重いものですが、ランクルくらいのタイヤサイズなら任せてください!
優しい先輩や上司に見守られながら、日々成長していると思います。

今後の目標を教えてください
進化するクルマに合わせて、整備の知識や技術を高めるのはもちろんですが、現在は「自動車検査員」の資格取得に向けて勉強中です。前段階の「自動車整備主任者」は取得したので、自動車検査員を取得し、車検を通せるようになるのが目標です。
トヨタにはエンジニアが学べる学習サイトがあり、目指すレベルに応じた教材で学ぶことができます。スマホで簡単にアクセスできるのも便利で、空き時間に見ています。 トヨタ独自のエンジニア検定「トヨタ技術検定1級」にも挑戦し、お客さまから頼られるエンジニアになりたいと思っています。当社の女性エンジニアが増えてくれたらいいなと思っています。
仕事の流れ
10:00
開店
点検、車検などの作業
12:00
昼休憩
1時間の昼休憩を取ります。
13:00
午後の業務活動
点検、車検などの作業。すべての作業が終了したら工場内の掃除。車両の移動
19:00
閉店